概要
皆様こんにちは、ITインフラ部の“熊耳(クマガミ)”です。
先日はテクニケーション忘年会に参加させていただきました。主催者をはじめ関係者の皆様、そしてお声をかけてくださった皆様に感謝申し上げます。当日は雑談の中で“CCNA”に関する話題が出ましたので、鉄は熱いうちに叩けということで、私の考える“CCNA”について本記事にまとめさせていただきます。
本記事の読者ターゲットは、「営業担当者」および「ネットワークインフラ担当初級者」としています。“CCNA”という資格に関する知識と価値について触れ、営業担当とSEメンバーのギャップ解消に少しでも役立つ内容にできればと思います。
CCNAとは?
CCNA(Cisco Certified Network Associate) は、ネットワーク技術のパイオニアである“Cisco Systems社”が提供する、ネットワーク分野のベンダー入門資格です。他のメーカーの多くは、Cisco社の機器を模倣して作られている製品が多いため、CCNAを取得することによってネットワークの基本的な知識を証明することができます。
なぜ“CCNA”に絞ったのか?
他の資格と異なり、なぜ“CCNA”に焦点を当てているのか。それは、私が“CCNA”を特に実用的で現場に即した資格だと考えているからです。実は私も資格取得に対しては消極的な立場でした。「やらなくてもいいのであればやりたくない」と考えることが多いのですが、CCNAに関してはその有用性を強く感じており、その理由をいくつかの視点から説明していきます。
“CCNA”が本当に必要なのは誰か?
資格を取得する意味は、当然自分のためです。しかし、ネットワークの初心者やエンジニアにとって、「CCNAを取得して本当に役立つのか?」という疑問は非常に多く、なかなか実感しづらいのも事実です。
実際に、CCNA合格に向けた勉強の中では、現場ではあまり必要のないレガシーな知識を問われることもあり、正直なところ、遠回りに感じることもあります。しかし、実際に現場で直面する問題に役立つ知識が多く含まれているのも事実です。
現場で最も必要としている人は?
- 2次請け企業の担当者
- 営業担当者
- SEメンバー
営業担当者やSEメンバーがCCNAを必要とする理由は、それぞれの立場で異なります。
2次請け企業がCCNAを必要とする理由
2次請け企業の担当者は、案件に適した即戦力を求めています。ネットワークエンジニアとしての経験が浅い場合、学歴よりも資格が重要視される場面が多いです。特に、CCNAを取得していると、面接時に「どのような学習をしてきたのか?」や「今後どのようなキャリアを積んでいきたいのか?」といった具体的なキャリアプランに基づいた話ができるため、即戦力としてアピールしやすくなります。
もしCCNAを取得していない場合、面接官は現場で役立つ知識を有しているかどうかを詳細に確認しなければならないため、時間を取られる可能性があります。特に、2次受け企業側は「CCNAを持っている人」を優先する傾向があるため、資格を持っていれば有利に進めます。
3次請け企業 営業担当がCCNAを必要とする理由
3次受け企業の営業担当者は、案件を担当するクライアントに対して、エンジニアが技術的に不足していないか確認する必要があります。特に現場で求められるスキルセットが多様であるため、営業担当者がCCNAを持っていることは、候補者が即戦力として通用するかどうかの指標になります。
営業担当者がCCNAを保有していることで、案件に対する信頼度が増し、エンジニアとして案件に参画する際にスムーズに進むことが多いのです。特に経験の浅いエンジニアにとっては、CCNAは重要なアピール材料となります。
3次請け企業 SEメンバーがCCNAを必要とする理由
SEメンバーがCCNAを取得する理由は、自身のキャリアにとって非常に大きな意味があります。現場の技術者として、CCNAの学習内容が実務に非常に役立つためです。特に、オンプレミス環境でネットワーク構築や運用を行う際、CCNAで学んだ基本的な知識が役立つ場面が多々あります。
資格勉強をしていると、「この知識が本当に必要か?」と思うこともありますが、実際には、ネットワークの運用やトラブルシューティングを行う上で非常に有用な基礎知識が詰まっています。実務の中で直接的に活かせる技術が多いため、資格取得後に現場での役立ち具合を実感できることが多いです。
CCNAのメリットと実務への適用
実務における活用例
CCNAを取得することで、ネットワークに関する基本的な知識が身につきます。特に、以下のような場面でその知識が活きてきます。
- ネットワークトラブルシューティング CCNAで学ぶ基本的なネットワーク診断技術が、実務での問題解決に役立ちます。例えば、IPアドレスの設定ミスやルーティングに関する問題を迅速に特定することができます。
- ネットワーク機器の設定 スイッチやルータの基本的な設定方法を理解しておけば、現場で設定を行う際にも安心して作業を進められます。
- セキュリティ関連 ネットワークセキュリティの基礎知識があるため、業務中にセキュリティリスクを早期に発見し、対処する能力が向上します。
CCNA取得のための学習方法
CCNA試験の学習は、テキストや問題集を用いて基礎的な知識を習得し、実際にネットワーク機器を触りながら確認していくスタイルが効果的です。具体的な方法としては、以下の手順を推奨します。
- テキストを使って基本的な知識を学習
ネットワークの基礎から応用まで、テキストを使ってしっかり学習します。 - 問題集で理解度をチェック
問題集を使って、理解した内容を確認し、実際の試験形式に慣れることが大切です。 - 実機やシミュレーターで実践
実機を触ることができるとベストですが、シミュレーターを使ってネットワークの設定や確認作業を行うことも有効です。
総括
“CCNA”は、現場での実務に即した、非常に有用な資格です。確かに資格取得は労力が必要ですが、ネットワークエンジニアとしてのキャリアを築くためには、非常に有効な武器となります。資格取得後に現場で得られる実務経験と合わせて、知識が深まり、より専門性が高まります。
資格を取得すること自体が自分のキャリアにとって大きな投資であることを実感できるはずです。資格取得を通じてネットワーク分野の基礎から応用に至るまでの知識をしっかりと身につけ、現場で即戦力となるようなエンジニアを目指しましょう。
